バレニクリンの働き

the woman drink pills

禁煙成功率約70%、という驚異の数字を持っている薬、それがチャンピックスです。見たところ何の変哲もない錠剤ですが、最初は1錠ずつ、途中から毎日2錠、飲んでいくことで禁煙を進めていくことができ、飲みきったころには(大体3ヶ月間)もはやタバコを吸いたいという気持ちがなくなってしまう、自然にタバコとサヨナラできる、そんな薬になっています。
チャンピックスは、ニコチンと同じ作用をする物質、バレニクリンが主成分として使われています。チャンピックスを毎日飲んでいるとタバコを吸っているときと同じことが体内で起き、タバコをやめることによるイライラを大幅カットすることができます。

「タバコを吸っているときと同じことが体内で起き、」というところで疑問に思った人もいるでしょう。
じゃあ結局はタバコを吸っているのと変わらない、意味がないじゃないか、と。
しかしより詳しく説明すれば、その疑問は氷解するでしょう。というのもチャンピックスに含まれるバレニクリンはニコチンと同じ働きを持ちますがその作用はニコチンに比べて弱く、しかもタバコの有害物質として無視できないタールはまったく含んでいません。
つまり具体的には、「ニコチンを摂取しているときと同じことが体内で起きる」ということなのです。

ニコチンを摂取すると、脳内でドパミンと呼ばれる物質が発生します。脳内麻薬のひとつであるドパミンは幸福感やリラックス感を生む成分で、幸せなことがあると分泌されるのですが、タバコを吸う人の場合、ニコチンを摂取しなければドパミンが分泌されなくなってしまいます。そのことでニコチン依存に陥ってしまうのですが、チャンピックスのバレニクリンがあればその役割をかわりに果たしてくれるのでニコチン依存がとけるのです。
また、バレニクリンはニコチンと同じ働きをしますが作用が非常に弱いので、「バレニクリン依存」になることはありません。チャンピックスをすべて飲みきったとき、すべてがスッキリとした、喫煙習慣を始める前の状態に戻るのです。